蕎麦と健康/蕎麦湯の効能について

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お蕎麦と健康蕎麦は穀類で唯一ルチンを含んでいるといわれています。ルチンはビタミンPの一種で老化により細くなった毛細血管を強化し血圧を下げる効果があります。また、蕎麦にはコリンという成分が含まれています。このコリンは肝臓の働きを促進する効果があり、肝臓に脂肪が溜まるのを防いでくれます。ダイエット中の方に茹でた蕎麦は、ご飯と比べて1割以上もカロリーが少ないので、肥満気味の人にはダイエット食としてお勧めです。また食物繊維も多く含まれています。食物繊維は整腸作用という重要な役割を果たしています。便通を整え、腸内にあるコレステロールや有害物を水分と共に体外に排出してくれます。

	老化・がん予防に蕎麦に含まれるルチン(ポリフェノール)は、毛細血管の弾力を保ち出血を防ぎ、狭心症や心筋梗塞、脳出血の予防に効果があると言われています。特に大根おろし(ビタミンＣ)を一緒に取ることで、がん予防の効果が高まります。

茹で汁(そば湯)は栄養分の宝庫そば湯とは、蕎麦を茹で上げたお湯のことで、これには蕎麦を打つときに用いられる打ち粉が溶け込んでいたり、蕎麦を茄でている時に抜け落ちてしまう栄養分が十分に含まれています。そば湯を飲むのは、ただ汁をうすめて飲むというだけでなく、蕎麦から溶け出た栄養分を補うという目的も含まれているのです。蕎麦のタンパク質は水に溶けやすいので、そば湯には良質な植物性タンパク質が豊富に含まれています。このタンパク質は二日酔いに大変効果があり、そのほかにルチン/ビタミン/ミネラルも蕎麦同様に多く含まれています。美味しいそば食の後は、そば湯で健康をたっぷり味わいましょう。